連日厳しい暑さが続いていますね。
そんな日は、お気に入りのインクを広げて、
涼しい部屋でゆっくり文字を書いたり絵を描いたり。
そんな静かな時間を過ごしてみるのも、この季節ならではの楽しみ方かもしれません。
夏のお便りを書いたり、
帰省の手土産にひと言メッセージを添えたり。
いつもの黒インクではなく、夏らしい爽やかなカラーを選んでみるだけで気分まで少し軽やかになります。
今回は、Paper Treeおすすめの「夏に使いたいインク」を厳選してご紹介します。
人気ですぐに完売してしまうカラーからスタッフが密かにおすすめしている一本まで。
この夏ぜひ手に取っていただきたいインクを集めました。

Fox & Quills
Peacock Iron Gall
まずご紹介するのは、アメリカの Fox & Quills。
Peacock Iron Gallは、孔雀の羽を思わせる青緑色。
青とも緑とも言い切れない、海や深い湖を連想させる奥行きのあるカラーです。
一本ずつ丁寧に作られたハンドメイドインクは、驚くほどなめらかな書き心地と美しいヘアラインが魅力。
海外のカリグラファーからも高い評価を集めています。

このインクは赤ワインとコチニール色素を用いたアイアンガルインクですが、一般的なアイアンガルインクよりもpHを高めに調整しているため、ニブへの負担を抑えながらお楽しみいただけます。
The Creative Kinds
続いてご紹介するのは、イタリアのブランド The Creative Kinds。
植物由来の天然色素とアロマオイルを使用した、美しい発色が魅力の固形インクです。
細いヘアラインも途切れにくく、なめらかな書き心地は多くのカリグラファーに愛されています。
今回は夏におすすめの3色をご紹介します。
Celeste(シマー)
イタリア語で「天空」や「青空」を意味するカラー。
澄み渡る夏空を思わせる爽やかなブルーです。
Sea Glass(ソフトシマー)
波に磨かれたガラス片「シーグラス」をイメージした一色。
"海の宝石" や "人魚の涙" とも呼ばれる幻想的なカラーです。
Nightfall(シマー)
夕暮れから夜へと移り変わる、静かな時間を映した深みのあるブルー。

実際に書いてみると、きめ細かなラメが光を受けて繊細にきらめきます。
乾くにつれてラメが美しく落ち着き、インクが少しふっくらと盛り上がる表情も、このインクならではの魅力です。
Maki Shimano × Tono & Lims
Gleaming Summer
夏の水面にきらめく陽の光をイメージして作られたインク。
ホワイト、ブルー、グリーンのラメが織りなす輝きは、まるで真夏の海のよう。
インク瓶を傾けると、底に沈んだラメがゆっくりと舞い上がり、その様子を眺めているだけでも夏の景色が広がるようです。

書き上がった文字も涼やかで、この季節にぴったりの一本です。
MARVY × Shoko Harada
夏の風のインク
季節の風をテーマにした、3色セットのインク。
「薫風」「涼風」「黒南風」と、それぞれ異なる季節の風景が表現されています。
少し緑を帯びた爽やかなブルーや、新緑を思わせるグリーンなど、日本の季節を感じられる色合いも魅力です。

さらに、パッケージにはフクロモモンガの「たにょ」が風に乗って飛ぶ姿が描かれており、その愛らしいデザインにも思わず心が和みます。
Rohrer & Klingner
最後にご紹介するのは、スタッフおすすめの隠れた名品。
ドイツのRohrer & KlingnerのZeichentuscheは、防水性・耐光性に優れたドローイング(顔料)インクです。
つけペンや筆はもちろん、エアブラシなど幅広い画材に対応しており、微細な顔料による美しい発色と繊細なグラデーションが楽しめます。
ラベルに記された★★★★★は、最高ランクの耐光性を表しており、作品制作にも安心してお使いいただけます。

おわりに
「夏におすすめのインク」いかがでしたでしょうか。
色を変えるだけで、いつもの文字やイラストが少し特別に感じられるのもインクの楽しさのひとつです。
Paper Treeでは、これからも季節に合わせたおすすめのインクや、ワークショップでご一緒しているカリグラファーの皆さまおすすめのインクなどもご紹介していく予定です。
この夏のお気に入りの一本を見つけてください!